最後に童磨が胡蝶しのぶに恋した意味を考察!人間の感情を理解できた理由

最後に童磨が胡蝶しのぶに恋した意味を考察!人間の感情を理解できた理由
/キリスト教との深い関係\

 

注意:この記事では、アニメ未登場のネタバレ、及び2期以降のネタバレを多く含みます。

 

アニメ化に際し、上弦の陸・堕姫&妓夫太郎を鬼にするため、血を分けたシーンでの登場が期待される上弦の弐・童磨。

第二回人気投票でも、その時点でアニメ未登場にもかかわらず18位という好成績。

ゆーま
ゆーま

無惨さまや錆兎といった

グッズ展開の多いキャラ

よりも上位にランクイン

 

容姿も他の鬼とは違う美しいキャラクターデザインでとても魅力的ですよね。

本記事では、童磨と女性キャラクターとのやりとりや関係性を紐解きながら、彼の設定を明らかにします。

さらに、最後の胡蝶しのぶとのやりとりの意味も考察。

ゆーま
ゆーま

この記事を読めば、

隠された童磨の魅力を

存分に味わえます。

 

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鳴女(なきめ)のやりとりからわかる童磨の人物像

 

鳴女(なきめ)のやりとりからわかる童磨の人物像

吾峠呼世晴

 

コミックス12巻のタイトルにもなっている「上弦集結」、

冒頭の98話から『第二回パワハラ会議』が開催されています。

 

記念すべき第一回目のパワハラ会議については、「下弦の鬼と無惨さまのあるべき姿」をご覧ください。

 

琵琶鬼こと鳴女(なきめ)の血鬼術によって、各地に散らばる上弦たちが一同に集結するシーン。

【鳴女(なきめ)とは】

鬼舞辻無惨の直属の部下「十二鬼月」の内の一人。
のちに、上弦の肆であったことが明かされる。
琵琶のような楽器を弾き、人を一瞬で移動させる血鬼術の使い手。

 

上弦の陸・堕姫と妓夫太郎が鬼殺隊によって葬られたことで、連帯責任だと言わんばかりのパワハラっぷりを見せる無惨さま。

妓夫太郎が死んだ

上弦の月が欠けた

(引用元:鬼滅の刃12巻98話19ページ)

 

それに対し、自分がスカウトした鬼であることを理由に責任を取る旨を伝える童磨。

誠に御座いますか!

それは申し訳ありませぬ!

妓夫太郎は俺が紹介した者故…

どのように御詫び致しましょう

目玉をほじくり出しましょうか

それとも…

(引用元:鬼滅の刃12巻98話19ページ)

 

久しぶりに集結した上弦の鬼の面々、

そして、自身の尊敬している鬼舞辻無惨の登場にテンションの上がる童磨。

しかし上滑りする童磨の言葉に無惨さま含め誰も耳を貸しません。

 

吾峠呼世晴

会議が終わったあと、最後に一人だけ取り残されてしまいました。

そんなとき、そばにいたのが移動役を任された鳴女。

おーい 琵琶の君

もし良かったらこの後俺と

(引用元:鬼滅の刃12巻99話36ページ)

 

しかし、鳴女は無視して童磨を元の場所へ瞬間移動させます。

むうう

誰も彼もつれないなァ

(引用元:鬼滅の刃12巻99話37ページ)

 

吾峠呼世晴

移動先は、童磨が教祖を務めている宗教施設の玉座のような場所。

童磨はとある宗教団体の教祖の一面も持っています。

童磨の宗教については、「童磨が鬼になった理由と万世極楽教のモデル」をご覧ください。

 

結局、誰にも相手にされなかった童磨。

ゆーま
ゆーま

しかし、それを気にする

様子は一切なく、信者との

謁見を続けようとしていました。

 

このことから、童磨は以下のような人物像であることがわかります。

  • お調子者
  • 不撓不屈(ふとうふくつ)
  • 他人の言動に興味がない

 

伊之助の母親(琴葉)との関係からわかる童磨のモチーフ

 

伊之助の母親との関係からわかる童磨のモチーフ

吾峠呼世晴

 

鬼でありながら教祖をつとめる童磨。

やや特殊なキャラ設定と言えます。

 

この点を足がかりに調べたところ、童磨のモチーフは「ノアの方舟」に登場する「ノア」である可能性が高いです。

【ノアの方舟とは】
旧約聖書に記載された物語の一部。
地上の人々の悪に心を痛めた主神は、世界から全ての生き物を消し去ろうと考えた。
主神が地上に生きる人の悪を滅ぼすために大洪水を企てた際、ノアだけはその神の心にかなったので、自作の方舟に家族や動物を匿った。
そして、そのおかげで全滅を免れることができた。

 

それは、童磨と伊之助の母親、琴葉との関係性から読み解くことができます。

 

吾峠呼世晴

君のお母さんのことはね

喰うつもりなかったんだよ

心の綺麗な人が側にいると心地いいだろう?

(中略)

寿命が尽きるまで手元に置いといて喰べないつもりだったんだけど

(中略)

信者を喰ってるのがバレちゃった

(引用元:鬼滅の刃18巻160話182-185ページ)

 

上記のセリフからわかるように、童磨は意図的に「喰う信者」と「喰わない信者」を選別しています。

猗窩座が「女は喰わない」と決めていたように、童磨もまた自分の判断基準に沿って相手を選んでいたのです。

【関連記事】”卑怯者”呼ばわりされていた猗窩座殿の魅力7選

 

ノアと童磨。

互いに救済のために選別という行為を行っているという共通点がありました。

ノア:匿うために方舟を作り、自分の家族や動物を選別
童磨:救済のために万世極楽教の施設の中で、喰う信者を選別

 

もう1つ、ノアと童磨には共通点があります。

なぜ両親は童磨を万世極楽教の教祖にしたのか?」の考察の通り、童磨は白皮症(アルビノ)です。

 

そして、以下からノアもアルビノだったということがわかります。

旧約聖書に登場するノアに関して、偽典『エチオピア語エノク書』には「彼の身体は雪のように白く、またばらの花のように赤く、頭髪、(ことに)頭のてっぺんの髪は羊毛のように白く、眼は美しく(エチオピア語エノク書106:2)」との記述がある。

Wikipedia

 

上記3点から童磨のモチーフは「ノアの方舟」に登場するノアだと考えられます。

  • 宗教関係者
  • 救済対象の選別を遂行
  • 白皮症(アルビノ)

 

最後に童磨が胡蝶しのぶに恋した意味とテーマの考察

 

最後に童磨が胡蝶しのぶに恋した意味とテーマの考察

 

無限城編では、最終決戦に相応しく鬼殺隊士たちがそれぞれの因縁の相手と戦うシーンが多いです。

ゆーま
ゆーま

その中でも胡蝶しのぶと

童磨の対決はかなり

見応えがありました。

因縁の対決、そして決着のはずが『童磨が胡蝶しのぶに恋をする』という終わり方をしています。

最後に、童磨と胡蝶しのぶの間にあるテーマについて考察します。

【蟲柱・胡蝶しのぶとは】
鬼殺隊最強と呼ばれる「柱」の称号を持つ「頸の斬れない柱」。
かつて、実の姉・胡蝶カナエを童磨に殺された過去を持つ。
藤の花を用いた毒で鬼を殺す戦法を得意としており、最期は自分の体に充満させた藤の花の毒ごと童磨に取り込ませ、内側から童磨の肉体を崩して勝利した。

 

【関連記事】胡蝶しのぶが藤の花を使う理由を考察

 

しのぶを吸収して童磨が”最後に”知った感情

 

しのぶを吸収して童磨が”最後に”知った感情

吾峠呼世晴

 

悲しいとか寂しいとか ほんの一瞬も感じなかった

二十歳の時に鬼にして貰って

百年以上生きたけど 結局

人間の感情というものは俺にとって

他所事の 夢幻だったなあ

(引用元:鬼滅の刃19巻163話56ページ)

童磨にとってずっと無関係だった「人間の感情」。

ゆーま
ゆーま

しかし、童磨が最期に対峙した

胡蝶しのぶによって唐突に

その感覚を知ることになります。

 

童磨は教祖時代からずっと、「子供を産み、育てる器官の備わった女の肉の方が栄養価が高い」と言い、選り好みをして女ばかり喰って力を付けていました。

そこを胡蝶しのぶに利用されます。

しのぶは、全身を藤の花の毒漬けにした自身の体を童磨に喰わせることで、弱体化に成功しました。

 

吾峠呼世晴

これが恋というやつかなぁ

可愛いねしのぶちゃん

本当に存在したんだねこんな感覚が

もしかすると天国や地獄もあるのかな?

(引用元:鬼滅の刃19巻163話60ページ)

 

「自分の体を毒漬けにし、それを喰わせてまでも敵討ちをしたい」

しのぶのこの執念がよっぽどお気に召したようで、童磨はそこで初めて”恋心”のようなものを抱きます。

ゆーま
ゆーま

つまり、童磨が「人間の感情」

の中で初めて知ったものが

”恋”という感覚だったのです。

 

童磨と胡蝶しのぶの最後のやりとりは「創世記」がモデル

 

童磨と胡蝶しのぶの最後のやりとりは「創世記」がモデル

 

ここまで紹介した童磨と胡蝶しのぶの最後のやりとりのモデルは『創世記』であると推察できます。

【『創世記』とは】
古代ヘブライ語によって記されたユダヤ教、キリスト教の聖典。
旧約聖書の最初の書。

 

童磨にとっての胡蝶しのぶは”知恵の実”

 

以下の記述照らし合わせると、「人間の感情が理解できなかった童磨はしのぶを喰ったことで人間の感情を知った」という見方をすることができます。

主なる神はその人に命じて言われた、「あなたは園のどの木からでも心のままに取って食べてよろしい。

しかし善悪を知る木からは取って食べてはならない。それを取って食べると、きっと死ぬであろう」
(引用元:創世記第二章16-17

それを食べると、あなたがたの目が開け、神のように善悪を知る者となることを、神は知っておられるのです
(引用元:創世記第三章5

 

さらに胡蝶しのぶが体内に染み込ませた「藤の花(毒)」。

りんごの品種である「ふじ」と重ねれば、「藤の花の毒漬けになった胡蝶しのぶ」=「知恵の実」であるという根拠もより一層増します。

エデンの園に植えられていた善悪の知識の木がりんごの木であったという記載は聖書にはない。
(中略)
いつ頃からりんごに定まったのかは明らかではないが、felix culpa(幸福な堕罪)と言われる人の堕罪の原因となった果実は、ニュートン(1642-1727)の万有引力の法則発見と相俟って、りんご以外にはもはや考えられないのではないだろうか。

(引用元:表象としてのりんご/金山愛子著

 

童磨が勧誘した堕姫と妓夫太郎はアダムとイブ!?

 

童磨が勧誘した堕姫と妓夫太郎はアダムとイブ!?

 

さらに言えば、童磨が勧誘した鬼堕姫と妓夫太郎は、アダムとイブを連想させます。

「創世記」において、アダムとイブは神が創造した最初の男女として登場します。

 

神:童磨
男:妓夫太郎
女:堕姫

 

ゆーま
ゆーま

「人の創造」を鬼化と解釈

すると、各キャラが創世記に

ぴったりハマります。

 

 

これはアダムとイブの関係性を指す部分の引用です。

主なる神は人から取ったあばら骨でひとりの女を造り、人のところへ連れてこられた。
(引用元:創世記第二章22

 

ゆーま
ゆーま

堕姫と、その帯の中に

収納されていた妓夫太郎の

登場シーンを彷彿とさせます。

 

とくに、”あばら骨”は、妓夫太郎の容姿にも反映されています。

 

『創世記』と男女は逆転しています。

しかし、ここまで類似性の高いものが童磨の周囲を彩っていることを考えると、彼は「創世記」をテーマに描かれたキャラクターだと考えるのが自然ではないでしょうか。

 

まとめ:童磨のキャラ設定と最後に胡蝶しのぶに恋した意味の考察結果

 

一見、掴みどころのない「童磨」というキャラクターについて深堀りしてきました。

 

ゆーま
ゆーま

数々のヒントを手がかりに

した結果、その人物像や設定を

浮き彫りにできたと思います。

 

 

【童磨の設定とモチーフ】

  1. 鳴女(なきめ)との関係からわかる童磨の人物像
    「お調子者」、「不撓不屈」、「他人の言動に興味がない」
  2. 伊之助の母親(琴葉)との関係からモチーフは「ノアの方舟」
  3. しのぶとの関係からわかる童磨のテーマは「創世記」
    胡蝶しのぶは「知恵の実(りんご)」/堕姫&妓夫太郎は「アダムとイブ」

 

このようにキャラクターの理解を深めることで、1つ1つのシーンをより一層楽しめるのが「鬼滅の刃」という作品だと思います。

 

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